浅虫水族館で飼育していたカリフォルニアアシカ、個体名「ヨン」メス、推定年齢29歳が11月28日に死亡しました。
ヨンは、今年に入り右眼に白内障を発症し、しばらくの間は展示プールで飼育していましたが、左眼にも変化があったため平成26年3月25日から予備室での飼育となりました。
その後11月11日から長期間絶食となっていましたが18日間の断食後、平成26年11月28日13:00死亡を確認しました。
アシカショーで活躍し、その後ショーを引退したヨンは海獣館で3頭の子供を出産しました。その子たちは繁殖を目的に全国の水族館などに移動しました。
平成26年11月7日、種の保存を目的とした「ブリーディング・ローン(繁殖のための動物の貸し借り)」により愛知県南知多ビーチランドからヨンの孫娘がやって来ました。バックヤードでの劇的な対面を果たしてから21日間での別れとなりましたが、浅虫水族館にはヨンのDNAが引き継がれています。
職員一同、快復することを期待していましたが、残念な結果になりましたことをご報告いたします。